蕎麦屋さんのメニューを見ると、「○○そば」という名前のメニューがたくさんありますよね。
では、それぞれの蕎麦の特徴をご存じの方はどのくらいいるでしょうか。
今回は、中でも名前からは想像しにくい「せいろ蕎麦」について解説していきます。
▼せいろ蕎麦とは
せいろ蕎麦というと、今ではお皿やざるに盛られていることが多いですよね。
しかし、元々蕎麦はせいろで蒸して作られ、せいろに盛ってお客さんに提供されていました。
これがせいろ蕎麦と呼ばれるようになった理由ですが、現在ではせいろで蒸しているわけでもなく、せいろに盛っていないお店も多くあります。
▼せいろ蕎麦ともり蕎麦・ざる蕎麦の違い
せいろ蕎麦ともり蕎麦・ざる蕎麦は見た目がとても似ていますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
■もり蕎麦とは
もり蕎麦とは、お皿やせいろに盛りつけた蕎麦です。
そう聞くとせいろ蕎麦と同じように思えますよね。
実は、その通りで、現在はせいろ蕎麦ともり蕎麦は同じ意味を持ち、お店によって名前が使い分けられているだけなのです。
■ざる蕎麦とは
ざる蕎麦は、その名の通りざるに盛りつけられた蕎麦です。
また、せいろ蕎麦ともり蕎麦とは大きく違う点があります。
それは、海苔がかかっているかかかっていないかということです。
せいろ蕎麦やもり蕎麦には海苔がかかっていませんが、ざる蕎麦には海苔がかかっています。
▼まとめ
蕎麦は元々せいろで蒸して作られ、せいろに盛って提供されていました。
このことからせいろ蕎麦と呼ばれるようになりましたが、現在ではせいろで茹でることはなくお皿に盛って提供されることもあります。