蕎麦屋さんに行くと、お酒を飲んでいる人を見かけたことがあるのではないでしょうか。
「自分もあんな風にかっこよく立ち振る舞いたい」と思う方もいるでしょう。
あれは「そば前」という風習で、きちんとした作法があります。
そこで今回は、そば前の作法をご紹介します。
▼そば前とは
そば前という風習ができたのは、江戸時代と言われています。
当時は注文が入ってから蕎麦を打っていたので、お客さんに出すまでに時間がかかっていました。
そのため、その間にお酒やおつまみを口にして空腹を紛らわしていたのです。
これがそば前の始まりで、現在でも蕎麦を食べる前にお酒やおつまみを注文するお客さんが多くいます。
▼そば前の作法
■お酒の飲み方
そば前で頼むお酒は、日本酒が一般的です。
また、その地域ならではの地酒がある場合は、それらを楽しむのもおすすめです。
あくまで蕎麦がメインなので、飲みすぎないように注意したいですね。
■おつまみの選び方
そば前のおつまみは、サッパリしたものから味の濃いものへと食べ進めていくのがポイントです。
そうすることで蕎麦の旨味や爽やかさが引き立ち、より美味しくいただくことができます。
■注文する蕎麦の種類
蕎麦にはさまざまな種類がありますが、そば前ではざる蕎麦を注文するのが一般的です。
蕎麦がきたら、しっかり蕎麦を味わうために会話などはできるだけ控えましょう。
■食べ終わったらすぐに帰る
蕎麦を食べ終わったらゆっくりお酒を楽しみたいという方もいるかもしれませんが、そば前では食べたらすぐ帰るのが基本です。
▼まとめ
そば前の作法で意識するポイントは、次の4つです。
・お酒の飲み方
・おつまみの選び方
・注文する蕎麦の種類
・食べ終わったらすぐに帰る
当店では蕎麦だけでなくお酒やおつまみにも力を入れていますので、ぜひそば前をお楽しみください。