蕎麦はヘルシーな食材というイメージが強いですが、それだけでなく栄養素も豊富に含まれています。
では、具体的に蕎麦はどのような効能を持っているのでしょうか。
▼蕎麦が持つ効能
■血管の強化
蕎麦には、体に良いさまざまな効果が期待できるルチンが豊富に含まれています。
ポリフェノールの1つであるルチンは、毛細血管を強化する働きがあります。
毛細血管が強くなると血行が促進し、動脈硬化や脳卒中などの予防に効果が期待できます。
また美容や認知症の予防にも効果的とされています。
■血圧上昇の抑制
蕎麦には、血圧の上昇を抑制する成分も含まれています。
これを「ACE阻害物質」と言い、高血圧の予防に効果が期待されています。
■コレステロール値の抑制
蕎麦には食物繊維が豊富に含まれているので、コレステロール値の抑制に効果が期待できます。
また、そばに含まれているリノール酸もコレステロール値の抑制に活躍してくれます。
▼蕎麦の効能を活かすには食べ方が重要
蕎麦が健康に良いとはいえ、食べ方によっては、かえって健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
たとえば同じ蕎麦でも、天ぷらそばや鴨南蛮そばと、ざるそばやもりそばではカロリーや糖質が2倍近く異なります。
そのため、健康のために食べるのであれば、できるだけ、ざるそばやもりそばなどのシンプルな食べ方で食べるようにしましょう。
▼まとめ
蕎麦には、血管の強化・血圧上昇の抑制・コレステロール値の抑制といった効能があります。
健康に良い食材と言われていますが、食べ方によっては逆効果になってしまう可能性もあるので、正しい食べ方で蕎麦を楽しみましょう。