蕎麦の歴史について解説

年末の準備にいまだに欠かすことのできない年越しそば。
数ある麺類の中で「日本」と名に付く程愛されてきた蕎麦ですが、食べ始めの頃は粒のまま食べていたことをご存じでしょうか。
今回の記事では、蕎麦の歴史に関して解説します。

▼蕎麦の歴史について
■ルーツ
起源は中国雲南省で中国の長江と、メコン川の上流にある秘境だと言われています。
高知県内の遺跡から9300年前の蕎麦の花粉が、埼玉県内の遺跡からは3000年前の種子が発見されました。
昔から馴染み深い植物、食べ物であったことを示すものです。
蕎麦を食すようになったのは奈良時代より前ですが、当時は麵ではなく粒を粥にして食べていました。

■団子や餅のような蕎麦が誕生
鎌倉時代に中国から石臼が伝わり、蕎麦粉の大量生産ができるようになり「蕎麦搔き」や「そば焼き餅」が広がりました。
この時代の蕎麦は細長い麵状ではなく、団子や餅のような形状で食べられていました。

■麺になった時代
室町時代に入ると、麺状の蕎麦が登場します。
麺状のものは、蕎麦がきと区別するために「蕎麦切り」と呼ばれていました。
その名残として、地方によっては現在でも「蕎麦切り」の名称が残っています。

▼まとめ
蕎麦の歴史は、ずいぶんと古く奈良時代以前には食べられるようになりました。
当時は、麵ではなく粒のまま粥にして食していました。
蕎麦 石はらではお蕎麦本来の味がそのまま楽しめる「せいろ」をはじめとする、本格的な手打ち蕎麦をご用意しております。
お近くにお越しの際は、ぜひ一度ご賞味ください。

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